ごちそう「チャンプルー」

野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理「チャンプルー」の中で最もポピュラーなのが、具材にゴーヤを使った「ゴーヤチャンプルー」。チャンプルーとは沖縄の方言で「混ぜこぜにした」というような意味があり、野菜や豆腐に限らずさまざまな材料を一緒にして炒める。

チャンプルーに使われる材料はゴーヤ(ニガウリ)・キャベツ・タマネギ・ニンジン・シイタケ・モヤシといった野菜や、風味のある沖縄県独特の豆腐、豚肉(またはスパムなどのポークランチョンミート・ツナ)・卵・麩などバラエティに富んでる。

これらの素材を順に炒め、豆腐・ポーク(上述のポークランチョンミートの略称)などの味に加えて塩・醤油(好みで胡椒も)などで味付けをして作る。砂糖を入れて少し甘くしたり、風味付けに鰹節やピーナッツバターなどを用いることもある。溶き卵を加える場合は最後に混ぜ合わせて仕上げて完成。

特に暑い時期で食欲が減退した時でも、ふんだんに野菜のビタミン・ミネラルや、豆腐や肉のタンパク質、肉や調理油の脂質といった、各種栄養が取れるよう工夫されている。下記のようにバリエーションが多く、近年ではテレビ番組で紹介されるなどして、沖縄県以外の日本各地でも食べられるようになった。

◎チャンプルーのバリエーション例

■ゴーヤーチャンプルー
代表的なチャンプルーで、ゴーヤー(ニガウリ)を含めた野菜、豆腐などが材料となる。

■タマナーチャンプルー
タマナー(玉菜)とはキャベツのことで、キャベツ中心のチャンプルー。

■マーミナーチャンプルー
マーミナー(豆菜)とはモヤシのことで、モヤシ中心のチャンプルーを指す。

■パパイヤチャンプルー
完熟して甘みの出る前の青いパパイヤを千切りにしてあく抜きし、チャンプルーにしたもの。

■ナーベーラーチャンプルー
ナーベーラーとはヘチマのことで、青い状態のヘチマを豆腐やポークなどと炒める。ヘチマには水分が多く、煮物状になるのでチャンプルーと呼ばず「ナーベーラーンブシー」とも呼ばれる。

■野菜チャンプルー
野菜・豆腐・ポークなどを材料としたチャンプルー。野菜類から出た大量の汁が醤油や肉汁とまざって、非常に複雑な風味になる。

■豆腐チャンプルー
豆腐を主役として野菜や肉類が少なめのもの、あるいは多種類の材料を用いて主となる野菜が判然としないものを指します。

■ポークチャンプルー
「ポークチャンプルー」と呼ぶ場合、豚肉やツナなどではなくポークランチョンミートを使ったチャンプルーを指す。

■フーチャンプルー
フーとは麩のことで、沖縄県で常用される車麩を水や卵液に浸したものを、野菜などとともに炒める。

■ソーミンチャンプルー
ソーミンとは素麺のことで、固めに茹でた素麺を少量の油とニラやネギなど少量の薬味野菜、あらかじめ炒めておいたポークやトゥーナなどと一緒に炒めたもの。

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