2010年 5月
「ラフテー」は豚肉のばら肉(三枚肉)を1口大に切り、調味料や香味野菜を加えて柔らかく煮て調理する沖縄料理。
もとは中国杭州の浙江料理の東坡肉(トンポーロー、トンポォロウ)が、沖縄県に伝わってラフテーとなり、長崎県では卓袱料理の東坡煮(とうばに)となった。九州地方で主に食される豚の角煮は、ラフテーあるいは東坡煮がさらに変化したものといわれている 。
このラフテー、元々は琉球王朝の宮廷料理だった。沖縄そばの具や、正月料理や法事の重箱に用いられる「三枚肉(の煮付け)」に似ているが、宮廷料理であるラフテーは、主に観光客向けの琉球料理店で食すことができる。甘辛く濃い味付けで箸で切れるほど柔らかく煮込まれており、薄切りではなくある程度の大きさのある塊のまま、他の具材とは合わせずに単品で食される点が、庶民料理である「三枚肉」と異なる。
一般的なレシピでは、毛を剃った後に残った毛を直火で炙って削ぎ取り、塊のまま下茹した後、5cm角程度に切り分けて泡盛、醤油、鰹や昆布の出汁、砂糖をあわせた煮汁の中に入れて弱火で数時間煮る。その後、冷まして煮汁の表面に固まったラードを取り除いた上で煮返せば完成。盛りつけにショウガを添えることもある。
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泡盛は米を原料として黒麹菌を用いた米麹である黒麹によって発酵させたもろみを蒸留した蒸留酒で、沖縄県の特産品。日本酒と異なり原料の米はインディカ米であり、主にタイ産の砕米が用いらていたが、近年では地産地消の動きに伴って県内産のジャポニカ米を使ったものも生産されているようだ。
消費の割合は沖縄県内が8割で他地域が2割と推定されている。沖縄県内で一般に流通している泡盛のアルコール度数は30%だが、県外への移出や飲み やすさを考慮して25%にしたものや減圧蒸留で製造されたものも増えつつある。
平成18年6月現在、47の酒造所と多くの銘柄があり、地方にも各地に固有の銘柄が存在する。たいていは地域にちなんだものや、縁起の良さそうな名が冠されているが、かつては単に“泡盛”という名を持つものもいくつかあった。
3年以上貯蔵した泡盛は古酒と呼ばれ、一般的には貯蔵期間が長いほど上質になるとされている。かつては琉球王朝時代に200年物や300年物が存在したと されますが、沖縄戦により全て失われ、今では首里の識名酒造に貯蔵された140年物の古酒が現存するのみで、当然ながら非売品である。
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「サーターアンダーギー」は砂糖を多めに使用した球状の揚げドーナツで、沖縄の家庭で作られるほか、街角や市場の天ぷら店でも販売されている。
砂糖がふんだんに使われ、また気泡が小さくて密度が高いため、食べ応え・満腹感のある菓子で、表面はサクサク、中はシットリもしくはモッソリとした食感が特徴。時間をかけて中まで揚げることから日持ちし、数日程度は常温下でも置いておけるため、調理の際は一度に大量に揚げるのが一般的。
沖縄の方言で「サーター」は砂糖、「アンダーギー」は「アンダ(油)」+ 「アギー(揚げ)」で「揚げる」、「揚げ物」を意味しており、「砂糖天ぷら」(さとうてんぷら)「サーターアンダギー」、「サーターアンラギー」とも呼ば れる。
■作り方
小麦粉、鶏卵、砂糖ないし黒砂糖・三温糖とベーキングパウダーなどを「やや緩いクッキー生地程度」の固さに混ぜ合わせ生地を作り、適量を丸めて低温の油(摂氏140 – 150度)で数分間揚げる。低めの油温から揚げ始め、そこから油温が150度程度に上がるまでを弱火で数分掛け、仕上げで表面に好みの揚げ色を付けるというゆっくりとした揚げ方で作られる。
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野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理「チャンプルー」の中で最もポピュラーなのが、具材にゴーヤを使った「ゴーヤチャンプルー」。チャンプルーとは沖縄の方言で「混ぜこぜにした」というような意味があり、野菜や豆腐に限らずさまざまな材料を一緒にして炒める。
チャンプルーに使われる材料はゴーヤ(ニガウリ)・キャベツ・タマネギ・ニンジン・シイタケ・モヤシといった野菜や、風味のある沖縄県独特の豆腐、豚肉(またはスパムなどのポークランチョンミート・ツナ)・卵・麩などバラエティに富んでる。
これらの素材を順に炒め、豆腐・ポーク(上述のポークランチョンミートの略称)などの味に加えて塩・醤油(好みで胡椒も)などで味付けをして作る。砂糖を入れて少し甘くしたり、風味付けに鰹節やピーナッツバターなどを用いることもある。溶き卵を加える場合は最後に混ぜ合わせて仕上げて完成。
特に暑い時期で食欲が減退した時でも、ふんだんに野菜のビタミン・ミネラルや、豆腐や肉のタンパク質、肉や調理油の脂質といった、各種栄養が取れるよう工夫されている。下記のようにバリエーションが多く、近年ではテレビ番組で紹介されるなどして、沖縄県以外の日本各地でも食べられるようになった。
◎チャンプルーのバリエーション例
■ゴーヤーチャンプルー
代表的なチャンプルーで、ゴーヤー(ニガウリ)を含めた野菜、豆腐などが材料となる。
■タマナーチャンプルー
タマナー(玉菜)とはキャベツのことで、キャベツ中心のチャンプルー。
■マーミナーチャンプルー
マーミナー(豆菜)とはモヤシのことで、モヤシ中心のチャンプルーを指す。
■パパイヤチャンプルー
完熟して甘みの出る前の青いパパイヤを千切りにしてあく抜きし、チャンプルーにしたもの。
■ナーベーラーチャンプルー
ナーベーラーとはヘチマのことで、青い状態のヘチマを豆腐やポークなどと炒める。ヘチマには水分が多く、煮物状になるのでチャンプルーと呼ばず「ナーベーラーンブシー」とも呼ばれる。
■野菜チャンプルー
野菜・豆腐・ポークなどを材料としたチャンプルー。野菜類から出た大量の汁が醤油や肉汁とまざって、非常に複雑な風味になる。
■豆腐チャンプルー
豆腐を主役として野菜や肉類が少なめのもの、あるいは多種類の材料を用いて主となる野菜が判然としないものを指します。
■ポークチャンプルー
「ポークチャンプルー」と呼ぶ場合、豚肉やツナなどではなくポークランチョンミートを使ったチャンプルーを指す。
■フーチャンプルー
フーとは麩のことで、沖縄県で常用される車麩を水や卵液に浸したものを、野菜などとともに炒める。
■ソーミンチャンプルー
ソーミンとは素麺のことで、固めに茹でた素麺を少量の油とニラやネギなど少量の薬味野菜、あらかじめ炒めておいたポークやトゥーナなどと一緒に炒めたもの。
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「ちんすこう」とは、琉球王朝時代から沖縄県で作られている伝統的な菓子の 1つ。小麦粉、砂糖、ラードを主原料とした焼き菓子として知られており、他の伝統菓子にはないビスケットのような食感と上品な甘さが人気。日本茶やコーヒーのお茶請けに限らず、アイスクリームの口休めやトッピングとしても楽しめる。
ちんすこうの由来には諸説あるが、その昔、中国南部で作られていたと言われているカステラのような蒸し菓子が沖縄県の気候や原料に合わせて創作されたという説や、ポルトガルの焼き菓子として知られるボーロがシルクロードや海路を通じて伝わった説などが有力とされている。
元来は琉球王朝の王族や貴族のみが、祝い事などの時に食べることの出来るお菓子として珍重されていたが、現在では沖縄の代表的なお土産として全国に広く知られている。
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テビチとは「手引き」の転訛とされ、琉球方言で「煮付け料理」を意味する。本来は豚足そのものを指す言葉ではなかったが、沖縄では煮付け料理に豚の足が多用されたためか、現在では沖縄でも一般に「テビチ=豚足」として認識されるようになった。
沖縄県以外でいうところの「豚足」、つまり豚の足先部分(蹄)を琉球語では「ちまぐー」というため、いわゆる豚足の部分を「ちまぐー」、脛の部分を輪切りにしたものを「テビチ」と呼び分ける例もみられる。
テビチはその部位からして肉質の部分は少なく、大部分が皮と筋、軟骨から構成され、ゼラチン質でコラーゲンを多く含んでいる。
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沖縄料理の一つである「沖縄そば」は、農山漁村の郷土料理百選に選ばれている沖縄県を代表する麺料理。「そば」と呼ぶものの蕎麦粉を使用せず、小麦粉100%の麺でかんすいを用いる。一般的に太めの麺と和風のだしを用いることもあって、その味や食感はラーメンよりむしろ肉うどんに近い。
スープはほとんどの場合が豚だしと鰹だしのブレンドで、その比率はさまざま。近年は鰹だしを主体とするスープが人気だが、古典的な豚のみのだしや、白濁し た豚骨スープを用いる店もある。
麺の形は本島中南部ではややねじれたうどんのような方形をしているが、本島北部ではきしめんのような平打ちの場合が多く、石垣島など八重山列島では細めで断面が丸いのが特徴。他の麺との製法上の大きな違いとしては、ゆでたての麺に油をまぶし、冷水で締めずに自然冷却するという点があげられる。これは麺に油を吸わせることで保存性を高めるという冷蔵庫のない時代に生まれた知恵なのだが、この工程が沖縄そば独特の食感を生んでいる。
トッピングの具材には、三枚肉を用いる標準的な沖縄そばに加えて、ソーキそば、軟骨(ソーキ)そば、ラフティーそば、てびち(豚足)そば、中味(豚モツ)そば、ふーちばーそば、アーサそば、野菜そば、ゆし豆腐そばなどが代表的です。
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琉球語で“ざる”という意味がる「ソーキ」は、豚の肋骨と形状がざるに似ているため、あばら肉もソーキと呼び習わすようになった。
ソーキの伝統的な調理法は、豚あばら肉を水からゆっくり長時間ゆで、煮汁を捨てて肉を洗い、再度新たに醤油、泡盛、黒糖、昆布、鰹だしなどを調合した煮汁で長時間煮込み、味を浸み込ませるというもの。近年では長時間煮込む代わりに圧力鍋が使用されることもある。
このソーキは昆布や大根・冬瓜などと煮込んだ汁物「ソーキ汁」にしたり、昆布、大根、豆腐などと共に「煮付け」として食される。また、沖縄そばの具材としても用いられており、ソーキがのった沖縄そばは「ソーキそば」と呼ばれ、沖縄の名物料理となっている。
他にも、柔らかく煮込んで下処理したものを焼いた網焼きソーキや、アメリカ文化の影響によるバーベキュー、中華風の炒め物など、様々な料理に利用されている。
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「タコライス」は、メキシコ料理タコスの具である挽肉・チーズ・レタス・トマトを米飯の上に載せた沖縄料理。1980年代に沖縄で誕生したタコライスは1990年代から学校給食に採用されるなど非常に一般的な料理となっている。
油を引いたフライパンで牛挽肉・ニンニク・玉葱・ピーマンを塩・胡椒・チリパウダーなどで味付けしながら炒めたタコミートを、皿に盛った米飯の上にタコミート、千切りのチーズ、千切りしたレタス、半月切りのトマトなどを順に載せ、潰したトマトとケチャップ、タバスコなどで作ったサルサをかけて食べる。
タコミートとサルサの辛みをレタス・トマト・チーズで緩和し、米飯と一緒に食べるものと言われているが、レタス・トマトのトッピングは地元客の要望によりサービス感覚で始められたもので、もともとは米飯とタコミートのみだった。その名残から今でもレタスなどのトッピングが別料金となる店がある。ほかにチキンライス&タコミートの組み合わせも見られる。
※アキョウ
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※リファ
※くちゃ