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ようこそ「沖縄ごちそう百科」へ

日本列島の南西に位置する沖縄県は、かつて日清両属の琉球王国だったことから、他の都道府県とは異なる文化・習俗が根付いている。
また、太平洋戦争による占拠から1972年まで、一貫してアメリカ軍の施政権下に置かれていた。

これらの歴史的な背景から、沖縄ではアメリカと中国の影響が食文化に色濃く現れている。国内有数の長寿地域としても知られており、長寿との関連性にも注目が集まっている「沖縄のうまいもの」について、いくつか代表的な物をとりあげて紹介しよう。

ごちそう「ラフテー」

「ラフテー」は豚肉のばら肉(三枚肉)を1口大に切り、調味料や香味野菜を加えて柔らかく煮て調理する沖縄料理。

もとは中国杭州の浙江料理の東坡肉(トンポーロー、トンポォロウ)が、沖縄県に伝わってラフテーとなり、長崎県では卓袱料理の東坡煮(とうばに)となった。九州地方で主に食される豚の角煮は、ラフテーあるいは東坡煮がさらに変化したものといわれている 。

このラフテー、元々は琉球王朝の宮廷料理だった。沖縄そばの具や、正月料理や法事の重箱に用いられる「三枚肉(の煮付け)」に似ているが、宮廷料理であるラフテーは、主に観光客向けの琉球料理店で食すことができる。甘辛く濃い味付けで箸で切れるほど柔らかく煮込まれており、薄切りではなくある程度の大きさのある塊のまま、他の具材とは合わせずに単品で食される点が、庶民料理である「三枚肉」と異なる。

一般的なレシピでは、毛を剃った後に残った毛を直火で炙って削ぎ取り、塊のまま下茹した後、5cm角程度に切り分けて泡盛、醤油、鰹や昆布の出汁、砂糖をあわせた煮汁の中に入れて弱火で数時間煮る。その後、冷まして煮汁の表面に固まったラードを取り除いた上で煮返せば完成。盛りつけにショウガを添えることもある。

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